美しい技が織りなす
木のジュエリー

KASANEGI

  • 伝統工芸士
  • Jewelry

quality

稀少な銘木と微細な金箔を施し、
一つひとつ手仕事で仕上げた、
美しいWood Jewelry

黒檀・紫檀などの銘木を
重ね合わせ
伝統の「練り」技工でた
木層デザイン。

伝統技工を持つ「仏壇伝統工芸士」・「截金師」、それぞれの技術を組み合わせて誕生した『KASANEGI』。稀少な銘木、黒檀や紫檀などを、最薄1mmまで薄く引き、「練り」という伝統的な技法で張り合わせ、唐木ならではの木層コントラスが印象的な表情を感じさせます。

コンマ数mmに切った金箔を一枚ずつ張る、
超微細加工「截金(きりがね)」による彩色。

日本の伝統装飾技術でもある「截金(きりがね)」。コンマ数mmにカットした金箔を、1枚ずつ張って模様をつくる超微細な加工技術です。『KASANEGI』では「Windmill(風)」と「Chevron(山)」、「Hexagram(星)」をパターンとして木層に描き、これまでにない美しい木のジュエリーに仕立てました。

  • Windmill

  • Chevron

  • Hexagram

story

伝統工芸士との出逢から生まれた、
これまでにないWood Jewelry

仏壇、装具からアナログカメラまで、
腕一本で木に魔法をかける
「唐木木工師」。

東京唐木仏壇の伝統工芸士の織田さんに、木のアクセサリーを一緒につくりませんかと声を掛けたのは約2年前。同じ職人の福田さんにもお願いし、この物語ははじまりました。そして、いざお二人の技術を目の当たりにした時の驚きは今も鮮明に覚えています。仏壇、装具はもちろん木製のアナログカメラを細かな部品も含めて手仕事でつくってしまうのです。それは、さながら木に魔法をかけるように。そして木の厚さ、種類などを替えながら何度も試作チャレンジいただき、『KASANEGI』の原型が約1年の時間を費やし完成しました。

唐木木工師の織田さんと福田さん
東京唐木仏壇の伝統工芸士、織田さん(左)と福田(右)さん

唐木木工師/織田 清春・福田 宏

東京都が指定する伝統的工芸品、東京唐木仏壇の伝統工芸士。都知事賞・伝統的工芸品チャレンジ大賞など数々の受賞歴を持つ。60年近くの仏壇づくりで培った技工と経験を、身近な暮らしのものづくりに活かしたいと製品制作に取り組む。

「難しいな…」の先にたどり着く、
職人魂。

私たちが、難解なリクエストを出す度、「それは難しいな…」といわれることも少なくありませんでした。でも後からこう連絡が来るのです、「例の件、何とか出来るようになったよ」と。ある時、仰いました「できねぇって言うの悔しいだろ」。その言葉をさらっと言う姿に職人としてのプライドと意地を感じました。

唯一無二の製品へと進化させる、
「截金師」・「仏師」との出逢い。

小塚工房のお二人に出逢ったのは『KASANEGI』の原型ができた頃でした。神社仏閣などから仏像や仏具の修復や制作の依頼を受ける小塚工房。彫刻家の旦那様と截金・彩色を施す奥様の技術を見たときに、『KASANEGI』の完成型をイメージすることができました。繊細ながらモダンな雰囲気を醸成する「截金」加工を施すことで、これまでの概念にはない新しいWood Jewelryが完成しました。

小塚工房を営む小塚友彦さん・桃恵さん
ご夫婦、二人三脚で小塚工房を営む小塚 友彦さん(右)・桃恵さん(右)

仏師/小塚 友彦 截金師/小塚 桃恵

仏像や装具の制作や修復を手掛ける若き「木彫仏師」小塚友彦さん。そして彩色、截金などを担当する「截金師」小塚桃恵さん。小塚工房では漆を用いた独自の技法“漆截金”を発案、自らの装身具ブランド『汲む -KUMU-』等、伝統を守りながらも新たな取り組みへのチャレンジを続けています。

超微細技工「截金(きりがね)」が魅せる、美しい模様の数々。

「こんな模様もできますよ」と笑顔で持ってきたくれた作品は、どれもこれも本当に細かな模様が施された作品ばかり。技術力はもちろん、髪の毛のような細さにカットされた金箔を丁寧に貼っていく姿を見ているとその集中力に驚かせられます。

超微細技工「截金(きりがね)」が魅せる、美しい模様の数々。

金箔を切り出すために使う道具は、静電気がおきやすい金属ではなく、竹でできた道具で一枚一枚切りとっていきます。息がかかるだけでフワリと飛んでいってしまいそうな金箔を重ねて模様を作り出す、本当にため息が出そうな位、凄い技術です。