草木染め 東京花こけし

八王子のこけし職人が手がけたこけしを草木染でやさしい色調に仕上げた一輪挿し。
藍

ai
「濃藍(こいあい)」色に染め上げた
落ち着きある深い藍色のこけし
茜

akane
夕焼けのような濃い茜に染め上げられた
「緋色(あけいろ)」のこけし
白

shiro
奥多摩のミズキの白色で木肌の美しさが際立つ白こけし

story

唯一のカタチと色に染まる
2つの技が出会って生まれた
一輪挿しのこけし

こけしを手がけるのは、
「東京こけし」と銘打って
八王子で40年余り
こけしを作り続けてきた
挽物の熟練職人。
さらに、白さ際立つ無垢のこけしに、
美しい色を吹き込んだのは、
台東区蔵前でアトリエ兼ショップを構える
天然染色、草木染めの職人。
2つの技が出会い技が織りなされた、
草花を彩るための一輪挿しの優しいこけし
が生まれました。

大蔵さんから生まれる
東京花こけし

職人の手によって一つひとつ
丁寧な手仕事でつくられるこけし。

「東京花こけし」を手がけるのは、八王子で挽物職人として、お祭りの神具や装飾品、生活用品、また「東京こけし」の生みの親でもある大蔵さん。木肌が美しく、白さ際立つ奥多摩産のミズキを使い、一つひとつ丁寧な仕事でこけしを削りだします。

今回一輪刺しのこけしにするため、頭の部分や水差しのガラスを差す穴や細部に渡るディテールまで、こちらの希望に沿ったカタチその場で再現。一本の木からあっという間に形になっていく、その手業と集中力に驚かされっぱなしでした。

削る部分で刃物を使い分け、一気にこけしを仕上げます。
大蔵さんが作っている「東京こけし」。優しいお顔と季節の花々が手書きされているのが特徴。絵付けは奥様がお一人でやられているとか。

一本の木からリングを削り出す、
幸せを呼ぶ「ハピネスリング」

首元にかかるリングは東京こけしの特徴でもある「ハピネスリング」。幸せになりますようにと願いを込めて、大蔵さんが名付けたそのリングは、本体と別々につくるのではなく、一本の材料からリングを削りだす職人技。一瞬でできるその技をぜひご覧ください。

削り出しながら、ハピネスリングが出現。
一本の木から生み出されるこけしづくりの妙技を
ぜひご覧ください。

大蔵木工所/大蔵 國光・昌子さん

八王子で40年以上挽物を中心に木工製品の工房を営む大蔵木工所。八王子の名産品にもなっている「東京こけし」は、大蔵さんがカタチを作り、絵付けは奥様とご夫婦お二人で一つ一つ手作りで作り上げています。

草木の色合いを楽しむ
こけしの彩り

塗装せずに
自然の色調がやさしい「草木染め」で染色。

東京の蔵前にアトリエとショップを構えるMaito Design Works。四季折々の草木を使った草木染の技巧にてアパレルを中心にオリジナル製品販売しています。

今回東京花こけしは1輪刺しのこけしということもあり、同じく草木で染めてみたらどうだろうと、Maito Design Worksの代表小室さんを訪ねました。木材に適した染め色やそれぞれに持つ色合いの意味などを教えていただきながら、試作を重ね、今回の藍と茜が生まれました。

茜草の根から抽出した煎液で繰り返し染色します。
茜草
茜の原料

何度もくぐらせて、少しづつ濃く、
豊かな風合いをもたせた「藍」と「茜」

藍一つとっても、染め方も色々、さらに濃淡の色合いで色の呼び名が変わるほどの奥深さ。色が濃くなるほどに何度も染め重ねる手間暇がかかります。茜もまた同じく、煮出した煎液で希望の色合いになるまで染色を繰り返します。その中でも今回のこけしの色合いは「濃藍(こいあい)」と「緋色(あけいろ)」となりの深みのある色合いを一つ一つ手作業で何度も色を重ねながら、染め上げていただきました。

藍の葉を発酵して作る染色液に何度も重ねて染めて、濃い色合いへ
蓼藍(たであい)
藍の原料
株式会社マイトデザインワークス 小室 真以人さん

株式会社マイトデザインワークス

東京蔵前にアトリエとショップを構える草木染めブランドMaito Design Works。伝統技法を学びながらも新しい草木染めの表現にて、アパレルをはじめ幅広くオリジナルの布製品製造、販売しています。毎月四季折々の草木を用いて気軽に草木染めを楽しめるワークショップも開催しています。

Maito Design Works 蔵前本店
(MAITO蔵前アトリエ)

東京都台東区蔵前4-14-12 1F